日本生命保険は12月から、マイナンバーカードの情報を使って死亡保険金の請求を勧めるサービスをはじめる。保険の契約者が死亡してマイナンバーカードの情報が失効したことを把握したら受取人に知らせる。同社によると、マイナンバーカードの情報から保険金の請求を促すサービスを取り入れるのは生保業界では初めてという。
日本生命の死亡保険契約者で、スマートフォンアプリにマイナンバーカード情報を登録している約5万人のうち、60歳以上の契約者ら約1万人が対象となる。日本生命は年1回、野村総合研究所が提供する確認サービスを通じて、契約者のマイナンバーカードの失効の有無を確認する。失効していれば、行政機関への照会などで契約者の安否を確認し、保険金の受取人に請求手続きを促す。
日本生命では、このような死…

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