「成績が悪い生徒と点数」同級生に誤送信 「心の負担」で1人が転学
森直由
神戸学院大学付属高校(神戸市中央区)で7月下旬、数学のテストの点数が良くなかった生徒の名前と点数を記載したファイルを誤って生徒との連絡などに使っているオンラインサービスに投稿し、同級生らが閲覧できる状態になっていたことがわかった。この影響で1人が不登校になり、10月末に転学したという。
私立学校の認可・助成を担う兵庫県に25日、報告した。同校によると、生徒への連絡などに使っている教育支援クラウドサービス「クラッシー」に7月26日、補習の担当教諭が誤ってファイルを送信した。翌27日に生徒からの指摘で気づき、教諭がファイルを削除した。
ファイルは教諭同士で生徒の成績を伝える目的で作ったもので、8人の名前が記されていた。担任教諭は教室にいた生徒らに口頭で謝罪したが、欠席した1人には謝罪をしないまま夏休みになった。この生徒が8月末から不登校になり、10月末に転学したという。
同校は「これまでの調査の結果、誤送信が生徒にとって心の大きな負担になった。もしも誤送信がなければ、転学することはなかったと考えている」と説明している。
同校は9月26日、関係する…
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