サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会には、Jリーグから10人が各代表のメンバーに選ばれている。最大は日本代表の7人。2番目は豪州代表の2人で、いずれもJ2のチームから世界最高峰の戦いに挑む。
1人目は、ファジアーノ岡山でプレーするFWミッチェル・デューク(31)だ。
ベテランの域に入りつつあるが、今回初のW杯のメンバー入りを果たした苦労人。ターニングポイントは20歳の時だった。
当時、プロ契約はなく、電気関係の工事の仕事をしながらサッカーを続けた。
選手キャリアを諦めかけていた時期だった。
「父親から『あと1年、全て…