運転延長に向け機器取り換え、関電が県に事前説明
運転開始から40年近く経つ高浜原発3、4号機の運転延長をめざす関西電力は25日、原子力規制委員会に運転期間を20年延長して60年とするための認可申請を行う方針を決めたことを福井県に伝えた。
同日午後、関電の水田仁・原子力事業本部長代理が県庁を訪ね、県安全環境部の野路博之部長と面談。水田氏は9月以降の特別点検で原子炉容器や原子炉格納容器などに「異常は認められなかった」と報告したうえで、伝熱管の損傷が見つかっていた蒸気発生器については「将来にわたる信頼性を確保する観点から取り換えを行う」「最新の設計を採り入れる」と伝えた。
これに対し、野路氏は「これまでの例に従って、国へ申請を行うことに対する了承について県として検討を進めたい」と答えた。(乗京真知)
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