蔡英文総統、党主席の辞任を表明 台湾統一地方選で民進党が大敗

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台北=石田耕一郎
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 台湾で次期総統選の行方を占う統一地方選が26日、投開票された。蔡英文(ツァイインウェン)政権の与党・民進党は、重点と位置づけた台北市長選などで敗れたほか、首長ポストの獲得が全土の4分の1以下にとどまり、惨敗した。蔡総統は結果を受け、党主席(党首)を辞任した。年明けから本格化する総統・副総統候補選びで、党内の駆け引きが激化しそうだ。

 蔡氏は26日夜、会見を開き、手元の資料を見ながら「選挙結果を謙虚に受け止め、全ての責任を負う」と述べた。蔡氏は18年の地方選で大敗して主席を辞任した後、20年に再任されていた。一方、国民党の朱立倫(チューリールン)主席は同日夜の会見で「国民党ではなく、台湾の民主主義の勝利だ」と語った。

 今回の選挙は全土22県市(1市の市長選は12月18日に延期)の首長と地方議会の議員らが対象となった。

 改選前の首長ポストは前回大敗した民進党が7、国民党が14。4年に1度の統一地方選は、現職が有利となる構図がある。首長選で国民党の現職候補が11人に上ったのに対し、民進党は3人にとどまっていた。

 民進党は10月以降、劣勢を…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年11月27日0時32分 投稿
    【視点】

    「台湾で次期総統選の行方を占う統一地方選」について、南西防衛に力を入れる自衛隊の元幹部と最近意見を交わしたところでした。民進党が勝てば総統選へ勢いづき、台湾独立に対する中国の警戒感が高まり、台湾海峡は一層緊張?――しかし結果は民進党惨敗と蔡