一度は廃業、復活果たした老舗銭湯 脱サラした32歳番頭の挑戦

川辺真改
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 【石川】戦後まもない時代から地元住民に愛され、一昨年に惜しまれつつ廃業した老舗銭湯「松の湯」=金沢市長町1丁目=が26日、「1126(いいふろ)の日」に合わせて復活を果たした。

 番頭を務めるのは、地元金沢市出身の神並大輝さん(32)。不動産会社で働いていたころ、物件の仲介で松の湯に関わったのを機に、銭湯を復活させる事業に携わってきた。銭湯の運営に本腰を入れるため、今年3月に脱サラ。県内や東京で銭湯運営のいろはを学んだという。

 男湯の壁面には、地元名産の九谷焼で作った富士山が映える。近年はやりのサウナは以前の1・5倍の広さに改装。外気浴を楽しめるスペースを新設した。一方で、脱衣場には改装前にあったステンドグラスがそのまま残る。常連客のために、以前の「松の湯」の雰囲気も大切にする。

 神並さんは幼い頃から祖父の義松さん(92)に連れられ、銭湯に通ったという。26日は義松さんの誕生日でもある。神並さんは、「地元の人も、観光客も外国人も、みんなが集える場にしたい」と語った。

 午後1時~午前0時。水曜定休。大人460円、中学生300円、小学生130円、幼児50円。(川辺真改)

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