後半に出たアルゼンチンらしさ、足振ればメッシは輝く 戸田和幸の目

有料記事

元日本代表
[PR]

 アルゼンチンはよく生き残った、というのが正直な感想だ。

 メキシコ戦の前半は、サウジアラビアに1―2で敗れた初戦と全く同じ構図だった。攻撃は論理性に欠け、停滞していた。

 端的に言えば、大黒柱のメッシを頼るのか、他から攻撃するのか、という二つの戦い方の整理がうまくいっていなかった。

 メキシコは5人のDFと3人のMFで、メッシがうろちょろする場所に必ず人を置いた。マークも厳しかった。なのに、前半、アルゼンチンはずっとそのメッシを見てプレーしていた。

 1戦目を落とした影響で勝たなければならない、という重圧もあっただろう。頼りたくなる部分もあったのかもしれない。相手が待ち構えたところでメッシが足元で受けようとしたが、全部封鎖された。

 ところが後半、中盤のロドリ…

この記事は有料記事です。残り503文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料