前回比24%減の160万人 瀬戸芸期間中の島への航路

福家司
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 四国運輸局は24日、瀬戸内国際芸術祭2022の会期中、会場となった香川県内の島しょ部へのフェリー、旅客船航路の輸送実績をまとめ、発表した。春、夏、秋の3会期(計105日間)の輸送人員は延べ160万7285人で、19年の前回(計107日間)から24%減少したことがわかった。

 方面別では、小豆島(7航路)が72万5584人で最も多く、次いで直島・豊島・犬島(10航路)の58万9277人、男木島・女木島・大島(4航路)の18万9757人、本島・高見島・粟島・伊吹島(7航路、秋会期のみ)の10万2667人。

 会期別では、春会期(35日間)は47万8024人で前回比22%減、夏会期(31日間)は47万3298人で同33%減、秋会期(39日間)は65万5963人で同19%減だった。

 輸送人員には瀬戸芸を訪れた以外の地元客なども含む。各方面とも前回19年を下回ったが、臨時航路や臨時便の運航もあり、芸術祭がなかった21年同期よりは大きく伸びている。

 運輸局の水口義幸・海事振興部長は「前回にはなかったコロナ禍の影響があり、外国人客がほとんどいない中でも、多くの観光客が訪れたのではないか」と話している。(福家司)

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