負傷明けの守田英正、渾身のシュート放つも「決定力が足りなかった」
(27日、W杯1次リーグE組 日本0-1コスタリカ)
後半開始早々、MF守田英正が前線に駆け上がった。
相手に囲まれながらもコースを見つけ、左足でシュート。コスタリカのGKナバスに右手一本ではじかれ、「いいシーンは作れたが、最後の決定力が足りなかった」と悔しがった。
左ふくらはぎに違和感を抱え、ドイツとの初戦をベンチで見守った。劇的な逆転勝ちに「刺激を受けた」。と同時に「出ていない選手はやっぱり、悔しかった部分もある。次に自分の番が来たら、ちゃんと結果を残せるように」。この試合に向けて準備してきた。
今季はポルトガルの強豪スポルティングでプレー。クラブ最高峰の舞台、欧州チャンピオンズリーグのピッチにも立った。
それでもW杯は格別だ。
「憧れをもって、子どものころからやってきた。代表でもベスト8に行く目標を掲げて、やってきた。新しい歴史を作るところに、自分が関わっていけたら最高だと思う」
夢舞台でのデビュー戦は苦い結果となったが、下を向いている時間はない。「しっかり分析して勝ちたい」。中盤の要を担う27歳は気持ちを切り替えて、スペインとの決戦に向かう。(岩佐友)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。