中央は「ここ」だ 新たな価値生む地域メディア、みんなでつくる

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地方季評 田中輝美

 「世界一のおすしやさんになりたい」「地元産ビールを飲み未来を語るイベントがしたい!」「ずっとジャガイモ畑を見ていたい」。子どもから大人まで、1013人もの「道東で実現したい理想」が載った本が9月に発刊された。発行したのは、一般社団法人「ドット道東」。道東は、北海道の東側にある、オホーツク、根室、釧路、十勝の4地域を指している。

 2019年、道東に散らばるフリーランスのクリエーターで結成。知名度の高い北海道の中で「札幌じゃないほう」という感覚だった道東のアイデンティティーを強めようと、翌年ガイドブック「.doto(ドットドウトウ)」を発刊した。反響の大きさを受けて次に目標としたのが「理想を実現できる道東にする」。住む人、関わる人それぞれの理想が実現する道東を目指し、2冊目では、できるだけ多くの人の理想を集めた特集を組んだ。

 ただ、「本やメディアをつくることがゴールではない」と中西拓郎代表は語る。「住むと決めた場所で楽しく生きたい。課題はないわけではないが、小さなアイデアや可能性に火をともし、人やスキルを集めれば大きな力になる。一人一人の理想が実現し、恥ずかしがらずに夢を語れる場所になったら、道東はもっと豊かになっていく」。求人情報に特化したメディア「#道東ではたらく」も展開している。

 ドット道東を知ったとき、考…

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