「葉ネギは店で買わなくなった」 蘇る野菜クズ、我が家の庭は食糧庫

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大坪実佳子
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 野菜のヘタや芯などを育て、再び収穫する再生栽培。その魅力を伝えている人がいる。物価が高騰する中で、トマトやピーマンに、意外な野菜まで、ちょっぴりお得に楽しめるかも?

 東京都稲城市に住むイラストレーター、大橋明子さんは、「再生栽培スペシャリスト」としても活動している。

 15年ほど前の、ある春の日のこと。

 野菜くずを捨てようと、自宅の庭に出て生ゴミを堆肥(たいひ)にするコンポストを開けた大橋さんは、衝撃を受けたという。

 「何これ、かわいい」

 数日前、ジャガイモからくりぬいた5ミリ角の芽の部分を捨てていた。そこから1.5センチほどの緑色の芽が伸びていた。

 当然いらないと思っていた部分が生きていて、復活している――。

 つい応援したくなって、芽が出た部分をそっとプランターに植えてみた。時々水やりをしながら、観察した。

 順調に葉が茂ったものの、約2カ月後、急に枯れ始めた。

 「やっぱり枯れちゃったか。しょうがないや」

 片付けようとプランターを土…

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    大村美香
    (朝日新聞編集委員=食と農)
    2022年12月2日16時30分 投稿
    【視点】

    再生栽培した小松菜の写真に驚きました。立派な葉が何枚も育っていて、これなら食材として十分に通用します。「失敗しても元手がかかっているわけじゃないので、気軽に取り組めるのが魅力」という大橋さんの言葉通り、育ったらもうけもの、ぐらいの気持ちで試