警察組織「あり方を替えなくては」 露木長官、公安委員会会議で

編集委員・吉田伸八
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 都道府県などの公安委員らによる「全国公安委員会連絡会議」が28日、東京都内で開かれた。警察庁の露木康浩長官は冒頭のあいさつで、警護の不備が指摘された安倍晋三元首相の銃撃事件を教訓に、「安易な前例踏襲や慣れは(警察業務の)『警戒の空白』を生じさせかねない」として、従来の枠組みにとらわれない柔軟で効果的な組織運営を進めていく考えを示した。

 露木長官は安倍氏の事件について「刻々と変化する情勢をふまえたプロセスの検証や見直しが組織内で十分に行われてこなかった帰結だ」と位置づけ、警備の分野に限らず「従前のやり方に拘泥すれば治安上の空白、間隙(かんげき)が生じる」と語った。

 その上で、最近は特殊詐欺グループが風俗店などとつながっているとみられることを例に挙げ、「警察が従来の組織の枠組みで検挙を繰り返すだけでは、中核に打撃を与えるのは困難だ」と指摘。警察の組織について「リソースを再配分し、あり方を替えていかなくてはならない」として、警察庁と都道府県警が検討を進めていく考えを表明した。

 この日の会議には、全都道府県と北海道の方面本部の各公安委員会の委員や国家公安委員ら計約50人が出席した。(編集委員・吉田伸八

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