W杯初の英国対決が実現 強豪イングランドに挑む「小国」ウェールズ

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岩佐友
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 「英国対決」が29日(日本時間30日)、サッカーのワールドカップ(W杯)で初めて実現する。1次リーグで同組になったイングランドとウェールズ。スポーツの枠を超え、互いに意識する二つの「国」を訪ね、地元の人々に話を聞いた。

 英国中部のマンチェスターにある「国立サッカー博物館」で10月下旬、W杯に向けた興味深い展示を見つけた。

 歴代大会の優勝国や活躍したスターを描いたパネルの中にあったカタール大会を予想する1枚。ウェールズの選手がW杯を掲げるものと、イングランドの主将ケーンがW杯を持つものが並んで描かれていた。どちらのサポーターが見てもいいように。そんな配慮が透けて見えた。

 英国はイングランド、ウェールズのほか、スコットランド北アイルランドと、四つの代表が独立して、W杯や欧州選手権などの国際大会に参加することが認められている。

 英国から、なぜ複数のチームがW杯に出場できるのか。

 イングランドサッカー協会が…

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