スペインの両サイドに弱み、カギは三笘や伊東へのパス 槙野智章の目

有料記事森保ジャパン

J1神戸 18年大会日本代表
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(27日、W杯1次リーグE組 スペイン1-1ドイツ)

 この5年間で見た試合でベストゲームではないか。スペインドイツを見て、そんな感想を抱きました。

 90分間強度が落ちず、各選手の技術が遺憾なく発揮され、前半と後半では全く違う展開になりました。

 スペインは今大会見た中で最も完成度が高いチームだと思います。

 選手の戦術理解度が高く、どの相手にも自分たちはこういうサッカーをするんだという形がはっきりしています。

 なかでも際立っていたのが中盤のブスケツ、ガビ、ペドリの3人です。相手の嫌なところでボールを受けて、嫌なプレーをする。

 パスだけではなく、ドリブルで相手をはがす。相手がプレスをかけてきたら、ワンタッチで逃げる。メリハリを持ったプレーがすばらしかったです。

 同じバルセロナでプレーしている3人なので、互いに何を考えているか理解できています。さらに全員がピッチを俯瞰(ふかん)してプレーできる。どこにスペースがあるのかを見極め、相手をサイドに広げたり、中に絞らせたり、意図があったボールの動かし方と、時間の使い方ができます。相手にとっては相当ストレスがたまるのではないでしょうか。

 その中でドイツの戦い方は、次戦でスペインと対戦する日本にとっても参考になるものでした。

 前半はボールを保持されるこ…

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