寺田前総務相、自民党広島県連会長も辞任へ 後任は平口氏が軸

統一地方選挙2023

戸田和敬
[PR]

 政治資金問題などを受けて総務相を更迭された自民党寺田稔氏(衆院広島5区)が党広島県連会長を辞任する意向を示していることが28日、わかった。県連は後任の会長について、平口洋氏(衆院広島2区)を軸に調整を進めている。

 関係者によると、県連は29日に開く役員会などで、寺田氏の辞任の意向を報告する見込み。党本部で県連所属の国会議員らによる常任顧問会議を12月2日に開き、後任人事を協議して、12月中に県連の総務会で正式に決める。

 寺田氏は昨年、岸田文雄首相の後任として県連会長に就任。「政治とカネ」をめぐる問題が相次ぎ、今月20日に総務相を事実上更迭されていた。

 平口氏は当選5回で、法務副大臣や環境副大臣などを歴任。県連では来春の統一地方選のほか、衆院小選挙区の「10増10減」による新たな区割りに向けた調整といった課題を抱える。自民県連幹部は「大臣を辞任した以上、交代はやむを得ないだろう」と話した。(戸田和敬)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

統一地方選挙・衆参補選2023年

統一地方選挙・衆参補選2023年

ニュースや連載、候補者など選挙情報を多角的にお伝えします。[もっと見る]