第4回部活も実験も満足にできず…コロナ禍の日々にあった「私のガクチカ」

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編集委員・増谷文生
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 学生時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカ。コロナ禍で様々な活動が制限され、東京農工大3年の飯野杏(きょう)さん(22)はこの春、不安になっていた。

 「ガクチカが不足しているかも。いったい何を書けばいいんだろう」

 8月、就職・人事コンサルタント会社「ベクトル」(東京)の長期インターンシップに参加した。毎週8時間以上、企業の採用担当者に営業の電話をかける。100本を超える日もある。話も聞かずに切られたり、冷たくあしらわれたりすることも多い。だが、めげない。

 何百件も電話をかけ、気づいたことがある。

 「相手にプラスになる情報を、落ち着いた口調で説明することが大切。説明の仕方を工夫すれば、じっくり話を聞いてもらえることもある。営業の楽しさがわかってきました」

 インターンを通じて出会った人たちとの会話から、もう一つ、大事な気付きがあった。

 それは「ガクチカ」とは何か、ということ。そして思った。

 「私にも、『ガクチカ』がちゃんとあった!」

高専で学び、大学に編入 コロナの直撃を受けたけれど

 豪雪地帯で知られる新潟県南魚沼市の出身。中学を卒業して5年間、列車などを乗り継いで2時間かけて長岡工業高等専門学校に通った。雪で列車が止まったり遅れたりすることが多い冬は、学校の寮に入った。

 高専では「友人が楽しそうに…

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