中国当局、ゼロコロナ抗議デモ対応を一変 大量動員「アリも通さぬ」

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北京=林望
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 日曜日だった27日に「ゼロコロナ」政策への抗議活動が中国各地に広がった問題で、中国の警察当局は28日以降、抗議活動の抑え込みに本腰を入れている。ゼロコロナをめぐる訴えは膨大な市民の生活にも直結するだけに、共感と連帯が広がることに敏感になっている模様だ。

 28日午後6時、中国人民大学に近い北京市内の地下鉄駅の周辺には、数十台の警察車両が集まっていた。

 暗い街にパトカーの回転灯があちこちで浮かび上がるものものしい雰囲気に、道行く人も「何事だ」と声をあげるほど。四つある地下鉄出口の周辺には制服・私服の警官が計百人以上、これ見よがしに立ち、通行者に身分証の提示を求めては、この場にとどまらず立ち去るよう促した。

 中国のSNS上ではこの日、この地下鉄駅をスタート地点とするデモの呼びかけがあった。10月の共産党大会の開幕直前、政権を批判する横断幕がゲリラ的に張り出されて話題となった橋に向け、行進しようという内容だ。参加者は目印になるようコーラを持参するようにとの指示もあったが、「アリも通さぬ」態勢をしいた警察の警戒もあり、それらしい人の姿は見えず、デモは抑え込まれた。

 北京では27日夜に、各国の…

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