災害ほぼないカタール、日本の映像に衝撃 被災経験ある学生らと交流

有料記事

ドーハ=江戸川夏樹
[PR]

 災害はほとんどない。エネルギーも豊富にあるカタール。この地の大学生は、日本の豪雨災害や原発事故をどう考えるのだろうか。サッカー・ワールドカップ(W杯)が開催中の国で、被災経験がある日本の大学生との交流会が開かれた。

 スクリーンに、2020年の熊本豪雨の映像が流れる。18年の西日本豪雨で救命ボートで助けられる人々。11年の東日本大震災の津波、原発事故……。

 ナジム・ニスリンさん(20)は表情をゆがめた。「災害が身近だということに衝撃を受けた」。パレスチナ出身。カタール大学の健康科学部に通う。「家がない。学校にいけない。そんな時期がこんなに長いなんて」

 交流会は11月22日、カタールの日本企業の一室で開かれた。日本のボランティアグループ「Smile for Nippon」の企画。宮城、福島、熊本、愛媛、岡山に住む8人の学生が地域の被害を語り、復興の状況を伝えた。カタール側は、日本のアニメや文化が大好きだという大学生15人が集った。

原発事故は「過去の話だと思っていた」

 宮城県女川町出身の高校1年山内友結さん(16)は4歳で被災。7年間を仮設住宅で過ごした。壊れてしまった家にあったおもちゃはすべて流された。逃げるときに、持っていたぬいぐるみの「うさちゃん」が唯一残ったもの。今回も持ってきたという。

 福島県南相馬市の大学4年木幡裕紀さん(22)は、小学4年の時に東京電力福島第一原発事故で避難した。今回、カタールに来たのは、「大好きな街だから、復興の状況を世界中に見せたかった」からという。

 だが、バーレーン出身のジャ…

この記事は有料記事です。残り389文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント

連載カタールのリアル サッカーW杯中東初開催

この連載の一覧を見る