ピーチ、年末年始に国内92便欠航へ 新しい機体の納入遅れが影響
田中章博
関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは29日、年末年始に関西空港を発着する92便を欠航すると発表した。世界的なサプライチェーンの混乱の影響により新しい機体の納入が遅れているためで、5905人の旅客が影響を受ける。
ピーチによると、リースで導入するエアバスの新型機「A321LR」1機の納入が遅れているという。11月の受け取り予定だったが、年内の受け取りも見通しが立っていないという。
欠航が生じるのは、12月27日~2023年1月13日に予定していた関西空港と新千歳、鹿児島、那覇の3空港を結ぶ路線の一部。対象となる利用者には、メールで知らせるという。払い戻しや別の便への振り替えで対応する。
ピーチは「ご利用が多い年末年始の欠航でご迷惑をおかけし申し訳ありません。新しい機体の受領がさらに遅れることがあっても影響が出ないよう調整に努めたい」と話している。(田中章博)
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