臨時国会で「共闘」する立憲民主党と日本維新の会は29日、2022年度第2次補正予算案の組み替え動議を衆院予算委員会に共同で提出した。両党が政府提出の予算案に対して組み替え動議を共同提出するのは初めて。動議は賛成少数で否決されたものの、動議には共闘項目の一つ、「若者・子育て世代への経済対策」を盛り込んでおり、これで両党は9月に合意した共闘項目すべてを実現させた。
立憲と維新にとって、動議の提出は特別な意味合いがあった。両党は9月21日に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を受けた法整備を進めるための協議開始など6項目について臨時国会で共闘することで合意。2カ月を経て、「若者・子育て世代への経済対策を提案し、政府に実現を求めていく」項目だけが実現していなかった。
立憲の泉健太代表は衆院本会…