吉田麻也、恩師が語るキャプテンシー ジャイキリの再現「彼の仕事」

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 タイの首都バンコクから北東へ約260キロ。ナコーンラーチャシーマー県にあるビザフットボールアカデミーで指導者をしている神戸清雄(かんべすがお)(61)は、11月27日の日本―コスタリカ戦をテレビで見ていた。

 「新しく入れた選手がなかなか機能せず、連戦で出ていた選手もフィットしていなかった。あの結果はサッカーでは有り得る試合。最悪のシナリオでしたね」

 とりわけ、主将の吉田麻也(34)のプレーに目を凝らしていた。

 後半36分、自陣で吉田がつなぎきれず、こぼれた球を守田英正(27)がクリアしようとしたが、カットされる。最後はコスタリカがシュートを決めて敗戦。

 「麻也はクリアをすれば良かったけど、つなごうとした。麻也を昔から知っている人間からすれば、ああしてやらかしてしまうこと、あり得ることなんですよ」。苦笑いを浮かべた。

聞いていた吉田麻也の「トリセツ」

 神戸は吉田が育った名古屋グランパスのユースアカデミーの責任者を歴任。高校3年で名古屋ユースの主将になった吉田とは「師弟関係」だ。同じ寮で暮らし、寝食をともにした。

 1990年代から「育成」で名高かったJリーグのジェフユナイテッド市原(現千葉)の各年代のコーチを歴任。その後、フィリピンやグアムの代表監督を務め、2005年に育成年代の指導の手腕を買われ、名古屋にアカデミーの立て直しを託された。

 仕事を引き受ける際に、吉田の「トリセツ」をひととおり聞いていた。

 「体は大きいけど、まだまだ…

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