赤潮・雨不足…乗り越え 有明海で一番ノリの収穫始まる

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野上隆生
【動画】有明海の秋芽ノリの収穫始まる=野上隆生撮影
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 有明海のノリの摘み取りが始まった。28日も午後8時ごろから漁船が次々と沖のノリ漁場に向けて出港。「秋芽ノリ」と呼ばれる一番ノリを収穫した。雨不足で栄養塩が極端に少ない異常事態が続くなか、必死で窒素塩を加えるなどの対策を続けての初収穫。今年も生産枚数、生産高ともに日本一を目指す。今年は「20季連続」の期待がかかる。

 11月にしては暖かい夜の海に、漁船のエンジン音が響く。佐賀市川副町の早津江川沖合3キロ付近。「角船(かくぶね)」に乗り込んだ漁師は、2人ひと組で支柱にかけた網をたぐり寄せては、摘み取り機でノリを切断し、船内に落としていく。

 収穫したノリが角船からあふれそうになると、近くに泊めた漁船に着け、ポンプで吸い上げる。見る間に黒々としたノリが船倉にたまっていった。

 先月26日に種付けされたノリは、長さが15~20センチに成長していた。

 今季は9月に入って2度台風が接近し、海がほどよくかくはんされた。さらに昨年、一昨年のような豪雨もなく、極端な塩分濃度の低下を免れた。ノリの生育にとっていい条件が整い、いいノリができると期待されていた。

 ところがその後、降水量が例…

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