「忘れ物かな」と思ったら赤ちゃん 無人販売所に放置、手がかりなく

仙崎信一
[PR]

 鹿児島市西別府町の道路沿いの無人販売所に生後間もない赤ちゃん(乳児)が放置されて2カ月余りたった。これまでに有力な手がかりはなく、警察は親などに「名乗り出てほしい」と期待する一方、身元の特定につながる情報提供を求めている。

 赤ちゃんが発見されたのは9月16日の午後5時15分ごろ。野菜や花、苗などを並べている無人販売所のプラスチック製のかごに、生後間もない男児が置かれているのを、無人販売所を管理する近くの女性が見つけた。

 女性によると、散歩に行こうと無人販売所の前を通ったとき布のようなものが見えた。「忘れ物かな」と近づくと、茶色の毛布にくるまれた赤ちゃんだった。びっくりして声を上げたら、その声に驚いて赤ちゃんが泣き出したという。

 現場は鹿児島市と日置市をつなぐ県道24号の岩屋口交差点から南に向かう細い道を、200メートルほど進んだ地点。道沿いに民家が点在しているが、静かな場所だ。

 女性によると、道は県道と星ケ峯方面をつなぐ抜け道として使われ、朝夕の交通量は多いという。「赤ちゃんはきれいな顔をしていた。お母さんに早く会わせてあげたい」と話す。

 鹿児島西署は保護責任者遺棄の疑いで、聞き込みなどの捜査を続けている。今月16日には情報提供を求めるチラシ300枚を現場周辺で配って協力を呼びかけた。

 小林正樹副署長は「男児は元気です。ささいなことでもかまわないので情報を寄せてほしい。乳児を遺棄した人は一日でも早く名乗り出てもらいたい」と話している。

 情報提供は鹿児島西署(099・285・0110)へ。(仙崎信一)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント