アメリカ、パスワークと泥臭さで勝利 W杯8強かけオランダと対戦へ
(29日 1次リーグB組米国1―0イラン)
米国は安定感を見せて激しい一戦を勝ちきった。
バーハルター監督が「素晴らしい立ち上がりだった」という前半は攻撃でイランを圧倒。MF3人が長短のパスをつなぎ、走力を誇る両サイドDFが攻撃参加。リズムをつかんだ。
前半38分の先制点は、左から右への大きなサイドチェンジを右DFのデストが頭で折り返し、左FWのプリシックが飛び込んだ。お手本のような揺さぶりからのゴールだ。
後半は別の顔を見せた。イランに押し込まれたが、交代と布陣変更で対抗。泥臭く体を張る守備も交えて逃げ切った。
1次リーグ突破という目標をクリア。オランダへの挑戦権を得た。「ここからはなにが起きてもおかしくない。自分たちを磨き、一丸となって、この経験を楽しんでほしい」。バーハルター監督は若い選手たちにエールを送った。(潮智史)
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