熊本大が半導体業界の人材育成目指し新学部組織 2024年から

杉浦奈実
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 熊本大学は2024年4月、半導体業界で活躍する人材育成を掲げる学部相当の「情報融合学環」(仮称)と、工学部に学科相当の「半導体デバイス工学課程」(仮称)を新設する。世界的半導体メーカー台湾積体電路製造(TSMC)の熊本県内進出を受け、半導体に特化した新しい教育プログラムを用意する。11月30日に会見を開き、発表した。

 熊本大が学部に相当する組織を新設するのは、1949年の大学発足以来初めて。情報融合学環は定員60人。データ解析などのデータサイエンス(DS)を重点的に学ぶ。文系、理系双方の教員が講義を担当する。定員20人の「DS半導体コース」、同40人の「DS総合コース」の2コースで募集する予定だ。

 DS半導体コースでは、データ解析を通じて、半導体をはじめとする製品の製造過程の効率化や、品質管理に関わる人材を育てることが主眼。DS総合コースでは、経済政策や医療など、より広い分野でのデータ活用ができるようにしたいという。

 工学部に設置する半導体デバイス工学課程は、定員20人を見込む。半導体の製造や開発に携わる人材育成をめざす。

 熊本大は、これまで年に70人程度だった半導体関連企業への人材輩出を、10年で倍増させることを目指す。「学部」「学科」としなかった理由について、学生が既存の分野をまたぐ内容を学ぶため、教員が従来の学部や学科を越えて携われる仕組みにしたという。

 小川久雄学長は「半導体企業の集積は、100年に1回のチャンス。この機会に大学にできることは全部やる。早い時期に貢献していきたい」と語った。(杉浦奈実)

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