給食の調理器具1千点に破損や欠損 異物混入で調査し判明 北九州市

城真弓
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 北九州市立学校の給食調理室で使っている調理器具のうち、壊れたり欠けたりしたものが約1千点見つかったことがわかった。10年以上使っているものも約4千点あった。両方合わせた計約5千点は、全体の調理器具の半分程度にあたるという。市教育委員会は新しく買い直す費用計約5千万円を予算案に計上し、30日に公表した。

 市立の小中学校では5月以降、給食への金属片の混入が6件続いた。うち2件が学校の給食調理室での混入が原因とみられた。

 戸畑区の小学校では7月、野菜裁断機の緩んだねじ(約2センチ)が混入。10月には小倉南区の中学校で金属製ザルの欠けた一部(約1センチ)が入っていた。いずれもけが人はなかった。

 市教委はザルを買い替え、給食調理室がある小学校と特別支援学校計135校の調理器具を調査したところ、今回の結果がわかったという。

 市教委の担当者は、約5千点の調理器具を一斉に更新することについて「どの学校も予算がなく、壊れて使えなくなってから買い直すという状況で、後手後手に回ってきた。いま使用に影響はなくても、いずれ異物混入につながる危険性があると判断した」と話している。(城真弓)

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    増谷文生
    (朝日新聞論説委員=教育)
    2022年11月30日22時0分 投稿
    【視点】

     子どもたちに、けががなかったのは不幸中の幸いでした。これで給食室の調理器具が新しい物に買い直されると決まったのも、何よりでした。  少子化が進むなか、子どもを社会で大切に育てていこうとしているのに、予算がないからと、子どもに危険を及ぼす