中国とロシアの戦闘機、韓国の防空識別圏に進入 韓国側は緊急発進
ソウル=鈴木拓也
韓国軍合同参謀本部は11月30日、中国とロシアの軍用機が同日に韓国の防空識別圏に進入したため、戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した。領空侵犯はなかったという。
韓国軍によると、同日午前5時48分ごろから約25分間にわたり、中国の爆撃機2機が東シナ海の岩礁・離於島(イオド)近くの防空識別圏に進入。同6時44分ごろからも、約23分間にわたって再進入したという。
また、午後0時18分ごろからは、中国の爆撃機やロシアの爆撃機、戦闘機計8機が日本海の鬱陵島(ウルルンド)の北東の防空識別圏に約18分間、進入した。
中国やロシアの戦闘機による日本や韓国の防空識別圏への進入は2017年以降、複数回続いている。(ソウル=鈴木拓也)
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