参院だけにある押しボタン式投票 過去に「魔が差す」事件も
安倍龍太郎
同じように見えても、衆院と参院には違いも多い。参院だけにあるものの一つが、押しボタン式投票だ。議員の投票行動の明確化を掲げて、1998年の通常国会から運用が始まった。
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参院本会議場の机には白の「賛成」、緑の「反対」、赤の「取消」の3種類のボタンが埋め込まれている。議長の「お押し願います」との合図で各議員がボタンを押す。賛成・反対の内訳が瞬時に集計でき、大画面に表示される。各議員の判断がすぐに参院ホームページにも掲載される。総工費は2億2千万円かかった。
便利さゆえ、大問題も起きた…