老朽化した団地「建て替え」か「修繕」か 住民が語るそれぞれの選択

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重政紀元
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 老朽化したマンションや団地といった共同住宅をどうするか岐路に迫られている。建て替えには住民の合意形成が必要でハードルが高い。一方で手を打たなければ資産価値の目減りや被災の危険性もある。「建て替え」と「修繕」という別の道を選んだ千葉市内の二つの共同住宅に選択理由を聞いた。(重政紀元)

 分譲マンション建て替えとしては県内最大級の工事が進むミハマシティ検見川浜(美浜区)。2025年に全工事が完成すると、総戸数は以前の倍以上の1009戸になる。

 住民の一人で、建て替えに向けた組合の理事長を務めた二宮正さん(71)は「住民の意向をまとめるのに苦労しただけに感慨は深いです」と振り返る。

 約3・7ヘクタールの敷地は元々1973年に開催された若潮国体の選手村だった。5階建て13棟の団地は国体後、県職員などの官舎、二つの経済団体の組合員向け住宅として分譲された。

 一つの団地に三つの管理組合があるため、維持管理は難しかった。築30年を過ぎたころから共用部に問題が続出。2009年には建て替えの推進決議が可決されたが、賛同率は半数を超えた程度だった。

 転機になったのは11年の東…

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