「いの大国さま」にジャンボ絵馬
蜷川大介
「いの大国さま」として知られる椙(すぎ)本神社(いの町大国町)で31日、新年の干支(えと)ウサギを描いたジャンボ絵馬(高さ2メートル、幅3・6メートル)が一般公開された。1月31日まで展示される。
高知市在住のイラストレーター、柴田ケイコさんの作品。ピンク色の明るい背景に、白いウサギが色とりどりの花を持つ姿が描かれている。新型コロナを乗り越えようとの願いを込めて「耐雪梅花麗(雪に耐えて梅花麗し)」という題が付けられた。
禰宜(ねぎ)の杉本千春さん(60)によると、1997年から県内の画家らに制作を依頼してきた。柴田さんの作品は3年目で人気が高く、同じ図柄の絵馬(500円)を1月下旬から販売する。杉本さんは「絵馬に描かれたように、耐える日々が続いてきたので、平穏安泰でありながら飛躍できる新年になってほしい」と話した。
椙本神社は正月三が日に3万人が訪れると見込んでいる。元日には2023人にウサギの絵入りの福あめを配る。(蜷川大介)
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