ISが最高指導者3代目の死亡を発表 4代目も素性は不明、偽名か

カイロ=武石英史郎
[PR]

 中東などで活動する過激派組織「イスラム国」(IS)は11月30日、インターネット上に声明を出し、アブハサン・ハシミ・クライシ最高指導者が戦闘で死亡したと明らかにした。同指導者は、今年2月にシリア北西部での米軍の作戦中に前任者が自爆死したのを受け、3代目のIS指導者となったばかりだった。

 これまで本人の詳しい素性は明らかになっていない。米中央軍は同日の声明で、シリア国内で10月中旬に反体制派との戦闘で死亡したと発表した。

 ISの声明は、ベテラン戦闘員の一人、アブフセイン・フセイニ・クライシという人物が4代目として後を継いだとして、「イスラム戦士」に忠誠を誓うよう求めた。AP通信によると、名前はいずれも本名ではないとみられているという。

 ISは2014年6月にイラク北部にある第2の都市モスルを制圧して「国家」樹立を宣言。一時はイラクとシリアの領土の3分の1を支配したが、米軍などによる掃討作戦で「領土」を失い、19年には初代最高指導者のバグダディ容疑者が死亡。その後、立て続けに指導者を失って組織の求心力の低下が指摘される一方、各地でゲリラ攻撃やテロを繰り返している。(カイロ=武石英史郎)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント