スペインのウクライナ大使館に手紙爆弾、警備員負傷 武器会社にも

ウクライナ情勢

パリ=宋光祐
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 マドリードのウクライナ大使館で11月30日、普通郵便で届いた手紙が開封された際に爆発し、警備員が軽傷を負った。その後、スペイン北東部サラゴサの企業にも爆発物の入った手紙が届いていたことがわかった。この企業はスペインがウクライナに提供した武器を製造していた。スペイン当局はテロ事件の可能性もあるとみて捜査を始めた。

 主要紙エルパイスやロイター通信などによると、ウクライナ大使館で同日午後1時前、男性警備員が大使館内の庭で大使宛ての手紙を開封したところ、中に入っていた装置が作動。警備員は指を負傷したが、自力で病院に行った。保安検査は通っていなかったが、大使館は規定に沿った作業だったとしている。

 一方、サラゴサにある武器製造会社で同日午後、爆発物が仕掛けられた手紙が見つかった。同社の安全管理部門が開封する前に不審物として通報し、警察が処理した。けが人はなかった。この会社は、ロシアのウクライナ侵攻後にスペイン政府がウクライナ政府に提供したロケットランチャーの製造会社だった。

 2カ所に届いた手紙爆弾の外見に共通性があることから、捜査当局は二つの事件の関連性とともに、テロ事件の可能性もあるとみて調べている。

 大使館での事件を受けて、ウクライナのクレバ外相は、各国の大使館に安全対策を強化するよう緊急の指示を出した。(パリ=宋光祐)

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