中ロ爆撃機が共同飛行、中国戦闘機も初合流 防衛省「重大な懸念」

成沢解語
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 中国の爆撃機、戦闘機とロシアの爆撃機が11月30日、日本周辺の防空識別圏を共同飛行したため、防衛省は自衛隊機を緊急発進させて対応したと発表した。中ロ機の共同飛行が公表されるのは5回目で、爆撃機同士だったこれまでと違い、今回は中国の戦闘機が初めて合流した。より実戦的なものとみられ、同省は「示威行動を明確に意図した」としており、両国に外交ルートで「重大な懸念」を伝えた。

 同省によると、30日午後、中国の爆撃機2機とロシアの爆撃機2機が日本海から東シナ海、太平洋にかけて長距離の共同飛行を実施。この4機が東シナ海を飛行する際に中国の戦闘機とみられる2機、沖縄本島宮古島の間の空域を通過して太平洋に向かう際には別の中国の戦闘機2機が合流。中ロ機はいずれも中国方面に抜けた。夜にはロシア機とみられる2機が対馬海峡を通過してロシア方面に向かったという。

 一方、同日午前には中国の爆撃機2機が東シナ海から対馬海峡を通過して日本海に進出後、ロシア方面に向かった。同時刻ごろにはロシア機とみられる2機が日本海を南進し、円を描くように飛行した後に反転し、同じ方向へ。中国機がロシア国内、ロシア機が中国国内にそれぞれ着陸した可能性もあり、同省は両国の連携の強化が進んでいる可能性もあるとみている。

 中ロ機の共同飛行は2019年7月に初めて確認され、直近は今年5月だった。(成沢解語)

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