再開した「秘境路線」続くにぎわい 「難しいのはこれから」の声も

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斎藤徹
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 JR只見線(福島県会津若松市新潟県魚沼市)が豪雨災害から約11年ぶりに全線再開してから、1日で2カ月。今も全国から「秘境路線」を目当てに大勢の観光客がやってくるが、この盛況ぶりがいつまでも続くわけではない。沿線住民は厳しい先行きを見越し、「持続可能な鉄路」を模索している。(斎藤徹)

■全線再開後の只見線 車内のにぎわい続く

 11月23日朝。会津若松駅を午前6時8分に出発する1両編成の列車には、すでに20人以上が乗っていた。車両は晩秋の会津盆地をゆっくりと走り出した。

 会津宮下駅(三島町)からは、温泉帰りの団体客が乗り込み、乗客は50人以上に。紅葉と雪景色のはざまの閑散期にあたる時期だったが、祝日ということもあり、車内はにぎわいを見せた。乗客の中には地元住民もいて、「やっぱり絵になる風景だ」「ふだん見慣れた景色も違って見えて楽しいね」などと話していた。

 会津川口駅(金山町)を過ぎて不通だった区間に入ると、地元住民が手を振る姿が見られた。沿線にはカメラを構える人もいた。

 列車は3時間かけて只見駅(只見町)に到着。乗客の半数ほどが下車した。駅前にできたインフォメーションセンターの職員によると、10月1日の再開直後から11月初めごろまでは連日、多くの観光客が押し寄せていた。「ようやく落ち着いてきた。冬になって雪景色になればまた増えそう」と話した。

 午前10時57分、只見駅か…

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