サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会は、1次リーグの山場を迎えている。最終戦の第3戦が続き、1点を巡って順位が大きく入れ替わる展開もある。決勝トーナメント(決勝T)に進めるのは各組の上位2チームのみ。勝ち点などが横並びの場合、順位を左右するのが「フェアプレーポイント」だ。
11月30日(日本時間12月1日)の1次リーグC組、メキシコ―サウジアラビア戦は、メキシコが後半開始直後に2点を挙げた。2―0のまま迎えた試合終了間際、メキシコはさらに点を取ろうと、攻勢を強めた。前線に人数をかけるも、点を奪えない展開が続く。すると、アディショナルタイムにカウンターを食らって失点した。
なぜ、メキシコは2点リードしているのにリスクを冒して攻めたのか。その理由が「フェアプレーポイント」にある。
過去には日本がフェアプレーポイントに助けられたことも
第3戦の後半途中まで、C組の順位は首位アルゼンチン、2位ポーランド、3位がメキシコだった。ポーランドとメキシコの勝ち点は4で並んでいた。
勝ち点が同じ場合、順位は得…
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