サッカーのワールドカップ(W杯)は、中国での人気が非常に高い。国営中央テレビは全試合を無料中継するが、中継画面に不思議な点がある。スタジアムで熱狂する観客の姿が映らなくなっているのだ。日本の中継と見比べながら検証してみると、ある狙いが浮かび上がる。
青いユニホーム姿の日本サポーターがうねるカタールの競技場。体を揺らしながら声援を送り、応援の歌声がこだましていた。
11月27日に行われたW杯カタール大会の8日目、日本対コスタリカ戦。0―0の後半27分ごろ、日本はゴール前でフリーキックのチャンスを迎えた。この試合のクライマックスの一シーン。テレビ朝日の中継では、鎌田大地選手がボールを蹴る前に2度、日本サイドの観客席がアップで映し出された。サポーターはマスクをしていない。
だが同じ時間、中国国営の中央テレビの中継では、観客のアップは映っていない。代わりに、日本の森保一監督が周囲と話をする静かな映像が映し出された。2度目のシーンは、フリーキックを後方から見つめる日本代表の姿だった。
このように、中央テレビでは…
- 【視点】
子供だましと言ったら、言葉遣いが悪いでしょうか。でも、あまりにも稚拙な対応に感じられました。こういう対応をとると、かえって人々の神経を逆なでしてしまうのではないかと、こちらが心配になります。 ゼロコロナとウィズコロナ。どちらかが百

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