僕のアート作品を集めた個展が、東京・渋谷でもうすぐ始まります。絵を描くのは子供のころから好きで、原点は授業中に落書きしていたノートです。
どちらかというと暗い子だったと思います。小学生で芸能界に入るまでは人と接するのが苦手で、シャイな子が教室で絵を描いてるような感じでした。そのころ仕事の現場で、なんだかつまんないなと思いながらその辺の紙に描いたような絵も、とってあるんです。いつか個展を開きたいと思っていたから。当時から、もう一人の自分が香取慎吾をプロデュースしているようなところがありました。
これまでに描いた絵は売っていなくて、今のところ売るつもりはないですね。海外のいろんな所に行っていた時期は、ダビンチとか、ミケランジェロとかヨーロッパの絵画の展覧会はいっぱい見ました。とにかく多くの刺激を受ければ、いつのまにか自分の引き出しに入っている。そういうものだと思っています。
たくさんの仕事を抱える香取慎吾さん。後半では、絵を描く時間をつくるため、意識的にやめたことなどについて語ります。
小手先で描いた絵と、パッシ…
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