性的少数者に関する情報発信ほぼ不可能に ロシア、欧米価値観に対抗

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 ロシア上院は11月30日、同性愛を小児性愛などとまとめて「非伝統的な性的関係」だとし、メディアを含めて情報発信をほぼ禁止する法案を可決した。プーチン大統領の署名後、施行される。ロシアでは女性の社会進出が進む一方、男女にはそれぞれ役割があるといった考えが色濃く残っており、性的少数者(LGBTなど)を象徴として、欧米的な価値観への「対抗」を訴える狙いがある。

 法案によると、「非伝統的な性的関係の宣伝」は禁止され、成人向けの番組などは有料にするなど視聴の制限措置が求められる。

 違反すれば、性的少数者に関する宣伝の場合、個人は最高40万ルーブル(約90万円)の罰金、法人では最高500万ルーブルの罰金か90日間の活動停止となる。未成年に向けたデモや性別適合手術の情報発信も禁止される。

 ロシアでは2013年、未成年に同性愛などの宣伝を禁止する「反同性愛法」が成立。「差別を助長しかねない」として、欧米の多くの首脳が翌年のソチ冬季五輪の開会式を事実上、ボイコットした。

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