ラグビー南ア代表デクラークが横浜Eに合流 謙虚な人柄「真のプロ」
ラグビーのリーグワン1部、横浜(旧キヤノン)に加入した南アフリカ代表のSHファフ・デクラーク(31)が今季の代表活動を終え、チームに合流した。
2019年ワールドカップ(W杯)日本大会では南アを優勝に導いた。172センチと巨漢ぞろいのチームでは小柄だが、正確なパスと左足のキック、強気のゲームメイクで「世界一のSH」へと上り詰めた。
準々決勝の日本代表との一戦でも、その持ち味を存分に発揮した。徹底的に相手の弱みを突く試合運びをリードし、南アの勝利に貢献。金髪をなびかせながらボールをクルクルと回すしぐさも含めて、日本のファンに大きなインパクトを残した。
そのデクラークが、2年目のリーグワンにやってきた。
12月1日にあった報道陣の取材機会。先日のイングランド代表とのテストマッチで左足を負傷し、練習は別メニュー調整だったが、18日の神戸(旧神戸製鋼)とのチーム開幕戦に出場の意欲を示した。
「新加入メンバーなのに、横から開幕戦を見ているのは自分としては嫌です。足の腫れがひいたら、メンバーに入りたい」
開幕戦出場について聞かれ、デクラークは即答した。ぶっつけ本番での公式戦になる可能性が高いが、「不安はない。僕は覚えが早い。コーチとディテールを詰めて役割をクリアにしていく。チームメートとの間合いなどの感覚をつかむのも早いから問題ない」。
イングランドのクラブに所属した経験があり、新しい環境への適応には自信をもっているようだ。
チーム関係者は「彼は真のプ…