半世紀連れ添った妻が息を引き取ったのは、体調を崩して入院してからたった5日後だった。
福岡県筑紫野市の篠倉邦男さん(80)は、8月7日の朝、妻の久枝さん(享年85)を亡くした。今年に入って少しずつ体力が衰えており、死因は老衰。入院後に新型コロナウイルスに感染していることが判明したが、病院ではマスクやビニール手袋を着けるといった感染対策を徹底し、ベッドのそばで最期を静かにみとることができた。
だが、亡くなった後は、わずか半日で引き離されてしまった。
葬儀業者からは「コロナ患者…

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