衆院憲法審査会が1日、開かれた。大災害などの時に内閣が国民の権利を一時的に制限する「緊急事態条項」をめぐり、衆議院法制局が各党の主張について論点整理を行った。
論点整理は、憲法改正に前向きな自民党が衆院法制局に要請した。大災害時などに総選挙が実施できない場合に備え、国会議員の任期を延長する規定を設けることに、自民、公明党、日本維新の会、国民民主党と、「有志の会」の5会派が、必要だとした。延長期間の上限は1年間や70日間とする意見など複数の案が出たことなどが説明された。
審査会後、与党筆頭幹事を務…