「札幌五輪の招致非常に厳しい」橋本聖子元組織委会長
東京五輪・パラリンピック組織委会長を務めた橋本聖子氏(発言録)
(いま捜査が行われている東京五輪・パラリンピックのテスト大会業務を巡る入札談合事件で)捜査に協力している。しっかりとした捜査が行われて、どういった状況であるかを示さない限り、東京大会の意義と価値が問われると思っている。最後まで捜査に協力をしながら、明確な判断をしてほしい。
(札幌市が目指す2030年の冬季五輪・パラリンピックの招致は)非常に厳しいと思う。国際オリンピック委員会(IOC)は(札幌大会と東京大会は)全く違うとしているが、準備をしている札幌市民、北海道民の皆さんにとっては、もう全く別だというふうには思われていないのが現状だ。一日も早く(事件が)解明されて、新たな札幌誘致のスタートが切れるようにしなければいけない。(首相官邸で記者団に)
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- 【視点】
今の世界でオリンピック招致に意欲を見せているのは権威主義国家の都市であり、民主主義国の市民は環境への配慮や財政負担の問題などから、ますますオリンピックの招致に消極的、さらには批判的になってきている。2022年の北京冬季五輪も、オスロ、クラコ

札幌オリンピック招致
札幌市は2030年の冬のオリンピック・パラリンピックの招致を目指しています。招致問題を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]