中1自死、小学校時代の担任を懲戒免職 他の児童にも体罰など42件
堀越理菜
2019年に熊本市立中学1年の男子生徒が自死した問題で、市教育委員会は2日、この生徒を含む複数の児童らに体罰や暴言を繰り返したとして、小学6年生のときの担任だった男性教諭(60)を懲戒免職処分にしたと発表した。
この教諭をめぐっては、市の第三者調査委員会が今年10月、不適切な指導が男子生徒の精神的な変調につながった可能性が高いと指摘し、自死との関連性も認めていた。
市教委は20年、教諭による複数の児童や教職員などへの体罰や暴言、不適切な行為を計40件認定。今年11月の体罰等審議会でも、新たに18年度の2件を不適切な行為と認定した。
市教委によると、児童の胸ぐらをつかんだり、頭をたたいたりしていたほか、「バカ」「アホ」「ふざけるな」といった暴言をしていた。教諭の指導を怖がり、叱られることを苦にして登校できなくなった児童もいたという。
今月1日夜、臨時の教育委員…