コロナ禍で北アルプスの山岳遭難が増加 救助に出動の山小屋に感謝状

山下周平
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 山岳遭難の救助に貢献したとして、北アルプスにある二つの山小屋に、1日、岐阜県警高山署から感謝状が贈られた。今年、同署管内で起きた山岳遭難は11月末時点で59件。昨年1年間の33件を大きく上回っており、注意を呼びかけている。

 この日、穂高岳山荘の今田恵社長と、北穂高小屋の小山義秀社長が、高山署の西脇克児署長から感謝状を受け取った。

 北穂高小屋は10月、滝谷スノーコルと呼ばれる岩場から滑落して全身打撲を負った男性の救助にスタッフ2人を派遣。県警の山岳警備隊と連携し、わずかな晴れ間を縫った救命に貢献した。穂高岳山荘は、県警から7件の救助依頼を受けて出動した。

 同署管内の今年の山岳遭難は、コロナ禍前の2019年の54件をすでに上回った。両山小屋によると、コロナ禍をきっかけに登山を始めて技術が未熟だったり、経験者もブランクで体力が落ちたりして、けがや遭難につながるケースがあるという。

 今田さんと小山さんは「経験者でも事故に遭う可能性はあるので、誰もが安全に気をつける必要がある」とし、「多くの人に北アルプスを楽しんでもらえるよう支えていきたい」と話した。(山下周平)

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