(1日、1次リーグE組、日本2―1スペイン)
日本代表の選手たちは、前半を0―1で終え、「これでいける」と考えたと思います。もちろん0―0の方がよかったでしょう。
スペインはボールの受け方もうまいし、嫌なポジションも取ります。しかし後半になればプレーの質は落ちるし、スペースが空く。
傾向はこれまでの試合からわかっていました。ドイツが、スペイン相手に後半、前線からプレスをかけて主導権を握っていました。
日本も後半開始から、三笘薫選手と堂安律選手を投入し、前田大然選手と共にプレスをかけ、すごく効いていました。高い位置からボールを奪うプレーが良く、スペインは嫌がっていました。
日本は前半も前線から奪いにかかりたかったかもしれませんが、下がらざるをえませんでした。
「本当に勝つべくして勝った試合だった」
後半は1点を追う日本が、前に出なければいけないという状況も、また良かったです。選手交代でその方針もはっきりしました。森保一監督の采配も的中しました。
後半23分からは、冨安健洋選手を右のアウトサイドで起用しました。日本代表では慣れないポジションかもしれませんが、アーセナルでは任されています。
冨安選手はサッカーIQが高…