円高進み1ドル=135円台前半 米国の利上げペース減速観測を受け

久保田侑暉
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 2日午前の東京外国為替市場で円高が進み、一時1ドル=135円03銭をつけた。激しいインフレ(物価高)を抑えるために米国が進めてきた利上げのペースが減速するとの観測からドルを売り、円を買う動きが続いている。ただ、このまま円高が進むかは不透明だ。

 このところの円高の要因になっているのは、米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言だ。11月30日の講演で、利上げ幅の減速時期について「早ければ次回12月会合に訪れるかもしれない」と言及。市場ではこれまで異例のペースで進めてきた米国の利上げが、減速するとの見方が強まった。それまで1ドル=139円前後で取引されていた円は急速に買われ、1日の東京外国為替市場で、8月23日以来、およそ3カ月ぶりの水準となる135円台まで上昇。2日はさらに円高が進んだ。

 みずほ証券の山本雅文氏は「今後の経済指標次第で一段と円高が進む可能性はある」としつつ、「米国の利上げ自体はまだ進むので、(為替の)反応が行き過ぎている面もある。1ドル=140円くらいまで戻る可能性も残っている」と指摘している。(久保田侑暉)

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