サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で1日、ドイツ戦に続いてスペイン戦でも歴史的な勝利を収めた日本代表。欧州のメディアは2度目の快挙をどう伝えたのか。
「日本はもはや『キャプテン翼』だけではない」。スペインの主要紙エルパイスは、スペインでも人気のある日本のサッカー漫画「キャプテン翼」を見出しにして、日本代表の世界レベルでの躍進が漫画ではなく、現実になりつつあることを伝えた。
スペインは自力ではなく、コスタリカ戦でのドイツの勝利のおかげで決勝トーナメント進出が決まった。そのため「日本はドイツを一蹴し、スペインにも(1次リーグ敗退という)歴史的な打撃を与えるところだった」と指摘した。
スポーツ紙マルカも「グラシアス(ありがとう)! ドイツ」との見出しで、日本に敗れて決勝トーナメントに進むことになったスペインの試合ぶりを速報。「約5分間で2失点し、スペインはパニックに陥った」と厳しい戦評を掲載した。
「予測不能な日本!」「クレージーなW杯」欧州各国が報道
英BBCは試合終了直後に特設サイトで「ワオ、なんて夜なんだ?」と伝えた。日本とスペインのボール支配率やパスの本数を比較して、17・7%のボール支配率での日本の勝利は、W杯記録だとしている。
日本のドイツ戦での勝利を予…