被害者救済の新法案、6日の審議入りで与野党合意 首相も出席
榧場勇太
衆院議院運営委員会の理事会が2日午前に開かれ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を受けた被害者救済新法の法案について6日に審議入りすることで与野党が合意した。本会議には岸田文雄首相も出席する。政府・与党は会期末の10日までの成立を目指している。
理事会に先立ち、与野党6党による国会対策委員長会談が開かれ、与党側は5日の審議入りを提案した。だが、立憲民主党の安住淳国対委員長は会談後、記者団に「(政府法案では)被害者にとっても弁護団にとっても、使いものにならない見せかけの法律になってしまう」などと述べ、応じていなかった。
野党側は会期内に法案を成立させるためには、修正が必要だと主張。修正に応じない場合、野党側は「十分な審議時間が必要」としており、政府・与党の対応が焦点になっている。(榧場勇太)
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