(1日、1次リーグE組、日本2―1スペイン)
後半6分に日本が挙げた決勝点は、MF三笘薫(ブライトン)がゴールラインぎりぎりから上げた球を、MF田中碧(あお)(デュッセルドルフ)が押し込んで生まれた。
三笘は、決勝点のシーンを笑いながら振り返る。
「なんで、(田中が)ああいうところにいるのかわかんないですけど。見えないところで頑張っていたのが点につながったのは、彼にとってもご褒美」
田中は、三笘への感謝を口にした。
「薫さんがなんとか残してくれたので」
25歳の三笘と24歳の田中は、J1川崎フロンターレの下部組織で育った。
三笘は高校3年のとき、トップチームに昇格してプロになることを打診された。
だが、選んだのは筑波大への…