南極にブタ! 昭和基地の越冬に大切な食、昔の観測隊が考えた奇策は

有料記事

中山由美
[PR]

 交代する次の隊が2020年11月6日、隔離期間に入った。新型コロナウイルス対策で、20日の出発まで施設にこもるという。「半月も缶詰生活?」とコロナとは無縁の私たち61次越冬隊は驚いた。世界初の感染確認の前に南極入りし、その後、昭和基地には来客もない。夕食で鍋を囲む写真をツイッターに出すと、「うらやましい」との声が届いて、またびっくり。「日常の風景」が南極の外では当たり前でないことを知らされた。外の世界はどうなってしまったのか、戻ったらどうなるのか? 南極帰りは「浦島太郎」になるに違いない。

 62次隊の到着まで1カ月半。まだ帰りたくないので大歓迎の気分になれないが、楽しみな物もある。新鮮な食材だ。「最初に届くのはキャベツかな」「トマトが食べたい。卵と牛乳も」と皆の妄想が広がる。

 人も物資も輸送は年1回。量は十分だが、越冬終盤になれば食材は冷凍や乾物、缶詰が大半で、生野菜は尽きてくる。

 そんな中、長持ちナンバー1…

この記事は有料記事です。残り535文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント